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2025.08.25

マンションの防犯を強化するならカメラ設置!管理組合のための入門書③

マンションの防犯を強化するならカメラ設置!管理組合のための入門書③

③設置場所の選定ポイントと注意点

マンションに防犯カメラを導入する際、どこに設置するかは効果を大きく左右する要素です。設置場所によっては死角が生まれてしまったり、プライバシー侵害の懸念が出てきたりするため、慎重な判断が求められます。限られた台数で最大限の効果を得るには、住民の動線や建物の構造を踏まえたうえで、適切な配置が欠かせません。

エントランスとエレベーター周辺

建物の正面玄関にあたるエントランスは、不審者が最初に通る可能性が高いため、必ずカバーしておきたいポイントです。オートロックの開閉状況や外来者の出入りを記録することで、後から確認が必要な際にも役立ちます。また、エレベーターは人と人が最も近づく場所の一つであり、トラブルの発生も少なくありません。防犯カメラを設置することで、安心して乗降できる環境を保つことができます。

駐車場・駐輪場の死角対策

敷地内の駐車場や駐輪場は、夜間や人気の少ない時間帯に狙われやすい場所です。車両や自転車の盗難、いたずらなどが発生しやすく、録画映像が証拠として有効になります。特に車両の前後や出入り口など、人の動きが集中する場所にカメラを配置することで、死角を減らしつつ効果的に監視できます。広範囲に対応するには、広角レンズを備えた機種の導入も検討するとよいでしょう。

ゴミ置き場や共用通路の監視

マンション内でのトラブルとして意外と多いのが、ゴミの出し方に関する問題です。分別ルールを守らなかったり、指定日以外に出されたりといった迷惑行為に対して、防犯カメラの映像が抑止力や確認手段として機能します。また、共用通路や階段も、不審者が移動する際に通る場所であるため、侵入経路を把握するうえで監視は有効です。照明が少ない場所には暗視対応のカメラを活用すると、より確実な記録が可能です。

プライバシー配慮と法的な制限

防犯カメラの設置には、プライバシーへの配慮が不可欠です。特定の住戸の玄関やベランダが映り込むような位置には設置できません。また、録画映像の取り扱いや保管期間についても、住民の理解を得たうえでルールを明確にしておくことが重要です。必要に応じて弁護士や専門家に相談し、個人情報保護法や関連法規に抵触しないよう対策を講じることが求められます。


次回 管理組合での導入手順と合意形成の進め方 について記載致します。