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2025.12.25
マンションの防犯を強化するならカメラ設置!管理組合のための入門書⑤
⑤防犯カメラ設置にかかる費用と補助制度
防犯カメラの設置を検討するうえで、多くの管理組合が最も気にするのが費用面です。初期費用に加え、維持管理にもコストがかかるため、全体の見通しを立てておくことが重要です。また、地域によっては防犯対策として補助金や助成制度が用意されていることもあるため、事前の情報収集が経済的負担を軽減するポイントになります。
機器本体と設置工事費の内訳
防犯カメラの費用は、「機器代」と「設置工事費」に大きく分けられます。カメラ本体は1台あたり数万円から十数万円程度が一般的で、画質や機能(暗視・遠隔操作・録音など)によって価格が変わります。設置工事には配線作業や電源確保、録画機器の取り付けが含まれ、1台あたりの設置費用はおよそ2〜5万円前後が目安です。さらに、録画装置やモニター、ネットワーク機器なども必要になる場合があり、これらを含めると数十万円〜百万円規模の導入費となることがあります。
自治体の防犯対策助成金について
自治体によっては、マンションや地域団体を対象にした防犯設備導入の助成制度を設けているところもあります。たとえば、東京都の一部区では、防犯カメラ設置にかかる費用の2分の1〜3分の2を補助してくれる制度があります。助成を受けるには、事前申請や計画書の提出、完了報告書の作成が必要となるケースが多いため、スケジュールに余裕を持って準備することが求められます。地域の自治体窓口や公式ホームページで最新情報を確認するとよいでしょう。
長期的な維持費の考慮点
設置後の運用においても、電気代や録画媒体の交換、機器の故障対応といった維持費が発生します。また、録画機器の保存期間を延ばしたい場合や、万が一のデータトラブルに備えたバックアップ体制を整えると、さらに費用がかかることもあります。防犯カメラは精密機器であるため、数年ごとにメンテナンスや交換が必要となるケースも少なくありません。初期導入費だけでなく、長期的な運用費用を見越した予算設計が大切です。
コストパフォーマンスを左右する要素
費用対効果を高めるには、単に価格の安さを優先するのではなく、必要な場所に適切な台数を配置する工夫が必要です。また、高性能な機器を少数設置するのか、ベーシックな機器を多数設置するのかといったバランスも検討材料になります。導入後のトラブル対応やアフターサービスの充実度も、結果としてコストパフォーマンスに直結するため、信頼できる業者選びも慎重に行うべきです。管理組合としては、費用だけにとらわれず、長期的な視点で総合的に判断することが求められます。
次回 防犯カメラ設置後のメンテナンスと運用のポイント について記載致します。


